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畜産物などの残留抗生物質 一斉分析を開発
《キューサイ》

 厚生労働省登録検査機関・株式会社キューサイ分析研究所(本社:福岡市、江畑賢一社長=(株)キューサイ49%出資会社)は、畜水産物やその加工品に残留する抗生物質・合成抗菌剤などを一斉分析する「動物用医薬品及び飼料用添加物50種一斉分析」を開発、2月22日から分析受託を開始した。
 食品衛生法が改正され、5月29日食品に残留する農薬、動物用医薬品、飼料添加物について「ポジティブリスト制」が導入される。国内に流通する農産物、畜産物、加工食品などが対象となり、残留基準値を超えて農薬、飼料添加物、動物用医薬品などが検出された場合、その流通販売は禁止される。
 そこで同社は、牛、豚、ウナギ、エビ、牛乳、蜂蜜など畜水産物やその加工食品を対象に、国内最大級50項目の動物用医薬品など(抗生物質・合成抗菌剤など)を一斉分析するパッケージを開発した。分析価格は1検体12万6000円(税込)、1項目あたり2520円と業界トップクラスの低価格を実現した。
 同社では、国内最大の残留農薬一斉分析パッケージ「一斉分析450農薬」(1検体22万8900円、税込)を1月に開発している。
 キューサイ分析研究所は「ポジティブリスト制」を見据え、今後も農薬や動物用医薬品など(抗生物質・合成抗菌剤など)の分析項目数をさらに拡大させ、安価で精度の高い多成分一斉分析パッケージを開発し、利用者のニーズに応えていく考えだ。
(2006.2.22)


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