日本モンサント(株)(山根精一郎社長、本社:東京都中央区)が自社の河内町研究農場(茨城県稲敷郡)で開発・育成したイネの新品種『とねのめぐみ』が茨城県の産地品種銘柄に指定された。食味に優れ、倒伏しにくい、といった魅力がある。
『とねのめぐみ』は、茨城県を流れる利根川の自然の恵みを受けて栽培され、粘りが強くふくよかな極良食味米品種であることから命名された。食味が良く粘りがある「コシヒカリ」と多収で食味が良い「どんとこい」を掛け合わせた。
平成9年〜13年にかけて育成され、平成17年3月に農水省より品種登録の認可を受けている。極良食味で、粘りは「コシヒカリ」以上との評価もある。また、稈長が「コシヒカリ」に比し20cm程低く、倒伏しにくい。さらに、収量も「コシヒカリ」に比して約15%の増収が望めるという。
現在、『とねのめぐみ』のおにぎりが地元の第3セクターである「(株)ふるさとかわち」(稲敷郡河内町)の販売所で売られている。極良食味を味わってみたい。
〈問い合わせ先〉 日本モンサント(株)バイオ作物情報部 浜本・佐々木・山本
電話(03)6226−6081 FAX(03)3546−6191 E−mail:bio.info@monsanto.com
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