(株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)が友の会会員向けに発行している『園芸通信』6月号では、『この夏、植えてみたい球根植物 リコリスとネリネ』を特集した。
文・写真を「リコリス」は同栽培に専念する城下重春(しろした・しげはる)さんが、「ネリネ」はナーセリーを経営する横山直樹(よこやま・なおき)さんが、それぞれの魅力と栽培を絶妙に解説している。
秋の彼岸の頃、川岸、土手、田の畦などに咲き各地で風物詩となっているヒガンバナ。高さ約30〜50cmの花茎の頂きに赤色の花を10個内外つける。花被片は6個で強く反り返り、雄しべは長く目立つ。花の後、線状の葉が出て越冬する。中国原産で、曼珠沙華、捨て子花などの異名をもつ。
ヒガンバナを含むリコリスの仲間は、日本の気候に適していて栽培も容易だ。花色もさまざまで、今後、家庭園芸分野への広がりが期待されている。
一方、南アフリカ原産のネリネは、主に鉢植えで栽培されている。太陽光線にあたると花弁がキラキラと輝くことから、ダイヤモンドリリーとも呼ばれている。この魅力的なリコリスとネリネを育ててみれば、新しいヒガンバナの世界が見えてくるかも知れない。
『園芸通信』への問い合わせは、サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。
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