「FOOMA JAPAN2006(国際食品工業展)」が、6月6日から9日までの4日間、東京ビッグサイト東ホールにおいて、盛大に開催された。今回で29回目の開催となるこの展示会は、食品製造・加工機械、装置を中心に、原料処理から包装・環境分野までを包括するアジア最大規模の展示会だ。
今回は『技の輝き、未来への風〜食技乱舞〜』をテーマに567社が過去最大となる2617小間で最新機器・システムを出展した。各社とも「衛生面の強化」、「環境への配慮」、「コスト削減」などに注力した出展が目立った。
(株)サタケは、米の民間検査移行に伴い、農協の検査員を強力にサポートする「穀粒判別器」や、米の品質表示・コンタミ問題に対応する「DNA品種判定装置」、ポジティブリスト制実施に威力を発揮する「残留農薬測定装置」、デジタルカメラを使用し、広域圃場での米の生育状況を診断する最新システム「アグリビュー」などを出展し、注目された。
シーラー、結束機など、包装関連機器の大手メーカーとして知られるニューロング(株)は、扇折りビニタイ結束機「FT-40ファントップ」や、操作性の向上を図り、機種揃えを充実させた、最新高性能シール機「汎用型バンドシーラーBD
+7シリーズ」などを出展した。同社の展示ブースには、外国の来場者も訪れるなど、盛況だった。
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サタケの展示ブースと佐竹利子代表(左)ニューロングのブースには海外来場者も(右) |
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