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多肉植物を楽しもう チューリップは組み合わせで
《サカタのタネ》

 (株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)が友の会会員向けに発行している『園芸通信』8月号では、『田辺流 寄せ植えで 多肉植物を楽しむ』と『組み合わせで楽しむ チューリップ』を特集した。まさに、楽しみは自分で作るもの。
 「多肉植物」で思い浮かぶのはサボテン、アロエあたりで、これにアッケシソウ、リュウゼツラン、ベンケイソウなどを加えることのできる読者は相当な「多肉植物」ファン? だと記者には思える。
 「多肉植物」は、茎や葉が肥厚して多量の水分を蓄える植物の総称で、この「水分を蓄える植物」のところに大きな意味があるのではないか。主に乾燥地や塩分の多い土地で生殖し、表皮にクチクラ(注)が発達したものが多いからだ。
 文を書いた田辺正則さんは現在、(有)タナベナーセリー(川崎市)の代表として多種少量の花きを生産している。写真は、常連の大前信明さん。「植えたままをナチュラルに楽しむより、アート的に楽しむ方がだんぜんオススメ!」という田辺さん。田辺流の寄せ植えを紹介した。
 「チューリップ」はユリ科の多年草。鱗茎(りんけい)は卵形で、1本の茎がでて幅広い葉が数枚つく。4〜5月頃、大きい花を1個つける。花色は黄、白、赤、紫など多彩。意外や意外、実はアジアの原産でオランダなどで改良された。別名は鬱金香(うっこんこう)。
 「チューリップ」は、国内外の庭園や街の植栽を写真とともに紹介している『ミズ レインボーの花紀行』シリーズの一環。本場のオランダやカナダでチューリップのコーディネートに感激したというレインボーさん。シリーズは、『園芸通信』にリズム感をもたらしている。レインボーさんに1度お会いしてみたいが、1度に10人も来られたら大変だな?。
 『園芸通信』への問い合わせは、サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。

 (注)クチクラ(ラテン語) 生物の体表にできる堅い膜。水分の放散を抑えたり、体を保護したりする。植物ではクチン・ろうなどからなり葉の表面に、動物では硬たんぱく質が主成分で昆虫・甲殻類などの体表にみられる。角皮(かくひ)。キューティクル。(大辞泉より)
錦の司
(2006.8.1)


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