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スプリンググラジオラス 春の庭で揺れる繊細な花
《サカタのタネ》

(C)サカタのタネ スプリンググラジオラス 「ヴィンテージ」
© サカタのタネ
スプリンググラジオラス 「ヴィンテージ」

 (株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)が友の会会員向けに発行している『園芸通信』9月号では、『春の庭で揺れる繊細な花 スプリンググラジオラス』を特集した。
 グラジオラスといえば、普通、夏に咲く重厚なグラジオラスを思い浮かべる。アヤメ科の球根植物で、高さは約1mにおよぶものもある。葉は剣状で2列につき赤、白、黄などの色の花が総状に咲く。南アフリカ原産の園芸雑種で、切り花用に栽培されている。オランダあやめ、唐菖蒲(とうしょうぶ)とも呼ばれている。
 一方、ここに登場しているスプリンググラジオラスはどことなくけなげで、いっそう上品な雰囲気を漂わせている。名前の通り、春の庭で揺れる繊細な花だ。白やピンク、紫色を基調としており色合いが美しい。庭植え、鉢植えおよび切り花として十分に楽しめそうだ。
 文を書いているのは、カーネーション切り花などを生産する沼田農園の沼田弘樹さん。氏は国際的園芸育種家の故橋本昌幸氏に師事し、植物全般の育種を学んだ。
 沼田さんは、「植え付けからすぐに生長を始め、繊細な葉を2〜3枚展開して冬を迎え、以後生長が止まったかのように4月中ごろまでほとんど変化がありません。実はこの時期は花芽と新球の充実の時期」であることから、スプリンググラジオラスにとってはもっとも大切な時期だと言う。
 『園芸通信』への問い合わせは、サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。

(2006.8.29)


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