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鹿沼市堆肥化センター全景 |
11月2日、株式会社サタケが施工した鹿沼市堆肥化センター（建設主体：鹿沼市、栃木県鹿沼市油田町15-119）のオープン式典が行われ、同日、日本でも有数の最新設備を誇る堆肥センターが、稼働を開始した。
鹿沼市堆肥化センターは、農村の生活環境改善、家畜排泄物の適正処理、有機性資源の有効利用とリサイクルの促進などを目的に、鹿沼市が企画・推進したもので、家畜の糞尿や給食の生ゴミなどを籾殻や稲ワラなどとともに発酵させ堆肥化する施設として、鹿沼市油田地区の4.57ｈａの敷地に総事業費23億900万円をかけ建設された。
年間処理規模は約3万トン。同センターには、高速発酵促進機、ロータリー攪拌機、脱臭装置や炭化装置などが設置されているが、これらのプラント機械や建築工事を、サタケが一括受注した。また、鹿沼市は市民に親しんでもらえる施設として愛称を募集し、審査の結果「ほっこリー」に決定された。
鹿沼市は同センターの建設にあたり、平成16年2月にプラントスタイル（処理方式）の技術提案書をメーカー10社より提出させ技術審査をした。その結果、同年4月に最終選考に残った4社の中から、最優秀提案としてサタケが選定された。
選定のポイントとして、◎高速発酵促進機（乾燥機）で、高水分の糞尿を全て乾燥処理することができる。◎徹底した臭気対策を行っている。ことなどが高く評価されたものだ。
サタケは、今後も家畜排泄物の適正処理や土づくりの推進のために、良質な堆肥が製造できる、環境にやさしい堆肥化施設の提供を行って行く方針だ。また昨今、話題となっているバイオマスガス化発電など、資源の有効利用を考えた施設を提案し、環境・循環型社会の構築に貢献していく考えだ。
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（左）高速発酵促進機・（右）脱臭装置 |
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