日本ミルクコミュニティ(株)(本社:東京・新宿、小原實社長)は、中期3カ年経営計画で掲げた方針、「お客様に支持される企業として、牛乳事業を中心としたMEGMILKブランドの確立」を目指し、各施策を着実に実行してきた。
その結果、平成18年度上期売上高は1134億円(前年比97.1%)、経常利益は22億円(前年比65.6%)となった。利益計画が前年を大幅に下回ったのは、中期3カ年経営計画の施策に基づく積極的なコミュニケーション投資、設備投資、システム投資による。
上期は、「ナチュレ恵」の投入や「牛乳が好きな人のメグミルク」を全国展開したが、牛乳の消費低迷や価格競争激化、天候不順による清涼飲料の落ち込みなどの影響を受け、売上は1186億円の計画に対し、1134億円と計画を下回った。一方、製造経費、販売費、一般管理費の経費削減効果により、営業利益、経常利益ともに計画を達成した。
平成18年度通期では、新商品の投入と販促強化により、売上高2254億円(前年比101.8%)、営業利益22億円、経常利益22億円を目指し、事業を展開していく方針だ。
牛乳の消費拡大は、日本の酪農乳業界全体の重要なテーマである。同社も日本酪農乳業協会(J-MILK)が実施している消費拡大運動(3-A-Day)への積極的参画以外に、ホームページを通じた牛乳の理解促進や、牛乳を使った料理の紹介、ラジオ体操キャンペーンや料理教室、工場見学会などを実施してきた。
同社は今後も、こうした地域に密着したイベントを通じて、積極的に牛乳の消費拡大に取り組んでいく考えを、あらためて表明した。
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