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秋色アジサイの魅力 花色が緑色へと変化
《サカタのタネ》

(c)サカタのタネ 日本人初の品種登録「ミセスクミコ」
サカタのタネ
日本人初の品種登録
「ミセスクミコ」

 (株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)が友の会会員向けに発行している『園芸通信』12月号では、『オータムカラーに魅せられて 秋色アジサイ』を特集した。
 秋色アジサイの楽しみ方や、アジサイ生産者の坂本正次さんの育種物語など、秋色アジサイの魅力をふんだんに盛り込んでいる。花屋さんで人気を呼んでいるのも、この秋色アジサイ。
 紫、青など鮮やかに輝くアジサイの花。梅雨時の代表的な花ともなっているが、近年ではこの原色の色彩とはひと味違う美しさをもった「秋色アジサイ」という美しいオータムカラーのアジサイに注目が集まっている。特集では、「第2の観賞期」のアジサイとして捉えている。
 咲き始めたもともとの色(フレッシュカラー)が「第1の観賞期」だとすると、このフレッシュカラーの期間を過ぎガク(装飾花)に溜まった葉緑素の影響で花色が緑色へと変化したころから「第2の観賞期」が始まり、ここからが秋色アジサイとなる。
 坂本正次さんは、群馬県・桐生市で「さかもと園芸」を経営している。アジサイの交配を始めたのは1976年からで、待望の桜色の花色アジサイが誕生したのは1984年のこと。これが、後に国際園芸博覧会「フロリアード」で金賞を受賞することになる「ミセスクミコ」で、奥様である久美子さんの名前から命名された。何とも微笑ましい話。
 「ミセスクミコ」と同時期に育種された「ブルーダイヤモンド」は、「ミセスクミコ」とともに、日本人で初めて品種登録された記念すべき品種となった。

 『園芸通信』への問い合わせは、
 サカタのタネ 通信販売部
 電話(045)945−8824まで。

(2006.12.22)


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