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奥田教授「金芽米の健康効果」を報告
《日本栄養・食糧学会》

 平成19年5月20日、国立京都国際会館で開催された第61回日本栄養・食糧学会大会において、金芽米の継続摂取により実感する健康や美容面での効果について、甲南女子大学の奥田和子名誉教授が、平成18年10月〜12月の3ヶ月間、継続摂取した女子大生21人とその家族41人を対象に調査した結果を、「金芽米の継続摂取による健康面へのプラス効果」と題して発表した。
 この発表の中で注目すべきは、「被験者の女子大生の約7割が便秘改善や美肌効果を実感した」ことだ。 金芽米は、ビタミンE、ビタミンB1、食物繊維、マルトオリゴ糖が完全精白米のそれに比べて各4.5倍、2.9倍、1.6倍、2.9倍多い。こうした金芽米を食べ続けた場合、健康面でプラス効果が予想される。しかし、実証的な報告が見当たらないため、今回女子大生とその家族に3ヶ月間金芽米を継続的に食べてもらい、健康面を中心に気づいた自覚症状を自由に記入してもらったもの。その結果、興味深い結果が得られた。
 実験の結果、被験者が実感した健康や美容面での効果は次ぎの通り。
 「美肌効果」については、女子大生71%、家族22%が実感、「便秘・お通じ改善効果」では女子大生67%、家族39%が実感、「体調良好」と応えた女子大生は57%、家族32%、「食生活の変化」が女子大生24%、家族12%、「体重が減少」と回答したのは女子大生・家族各10%だった。なお「効果なし」との回答は、女子大生5%、家族8%にとどまった。
金芽米継続摂取によるプラス効果
(2007.6.1)


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