農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

食の安全・安心対策を一層強化 農薬の社会的信頼性を更に高め
《農薬工業会》

 農薬工業会(窪田隆一会長、本部:東京・中央区)は1月5日、経団連会館において『賀詞交歓会』を行った。会場には、農水省をはじめ日植防など植物防疫関係団体およびメーカーなどから約350名がかけつけ、農薬の役割と使命を改めて確認した。
 冒頭、挨拶に立った大内脩吉副会長は食料自給率の向上、食の安全と消費者の信頼の獲得、環境保全などの社会的要請を語るなか、これらの実現のために「農薬の果たす役割は非常に大きく、日本農業に必要かつ適切な農薬を供給するという責務を的確に果たしていきたい」など、業界の進むべき方向性を明らかにした。
 同会では、「行動規範」の遵守徹底はもとより、消費者および生産者との対話や情報公開を含む透明性のある広報活動などに鋭意取組んでおり、今後もこれらの活動をいっそう強化していく方針。
 なお、来賓挨拶を農水省の横田敏恭農薬対策室長が行ったのち、橋毅副会長が乾杯の音頭をとり、中締めを奥富一夫新専務がつとめた。特に、「明晰さとともに温厚、しかも持ち前の明朗さと決断力」(業界評)の新戦力としての奥富氏への期待は大きい。

(左から)大内副会長・横田農薬対策室長・橋副会長・奥富専務
(左から)大内副会長・横田農薬対策室長・橋副会長・奥富専務
(2007.1.11)


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