全国農薬協同組合(松木三男理事長、本部:東京・千代田区、233組合)はこのほど、業界屈指の農薬ガイドブックと思われる『農薬安全適正使用ガイドブック 2007年版』を発刊した。
昨年7月に多数登録されたマイナー作物などの適用追加をギリギリまで収録したことから、例年に比べほぼ1か月遅れの発刊となった。
「農薬ガイドブック」では、2006年7月末現在の全農薬登録4374件(表)の有効成分・含量、適用、使用方法、注意事項などを網羅している。また、新たに農薬関連通達などを加え、いっそう充実した内容に仕上げた。B5判、700ページ、定価3990(税込・送料別)。
現在、日本の農薬市場は約3300億円(2006年9月末)、商系60%、系統40%のウエイトとなっている。全農薬は1965年、商系として全国の卸売業者が結集し、組織の力で農薬市場のパイオニアとしての地位保全に向けて設立された。
事業は、主に共同購買および教育情報の2事業に集約されるが、後者における「農薬安全コンサルタント」は延べ2800名以上に達しており、全国各地で地道な安全防除指導を展開している。この地道さが「農薬ガイドブック」の構成内容にも反映されているものと思われる。
〈問い合わせ先〉
全国農薬協同組合
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