(財)雑賀技術研究所(和歌山市)では、新しい発想のもと、食品中の残留農薬を分析する新分析法を開発したが、この分析法を用いて、画期的な超短納期、低価格を実現した残留農薬分析サービス「わんでい」を、来る2月5日より開始する。
同研究所では、平成10年より、独自に開発した残留農薬多成分一斉分析方法、「SAIKA法」を利用した分析サービス「MAPS」を行っており、現在では445農薬の一斉分析サービスを提供している。
昨年のポジティブリスト制度施行に伴い、多成分一斉分析が公定法に取り入れられたが、一方で輸入検疫のモニタリング検査などで違反事例が続出し、多数の検査命令が発令されている現状がある。そのような状況のなか、食品関連企業・団体より短納期で、かつ10農薬以下の個別分析に対する要望が急増してきた。
同研究所では445農薬から任意に選択してもらった農薬を、受付後1日という超短納期で実現できる新分析方法「SAIKA(II )法」を開発し、しかも低価格を実現した10農薬以下の個別分析サービス「わんでい」を開始することになったものだ。
新分析法「SAIKA(II )」について、1月30日(14:00〜15:30)、(財)雑賀技術研究所において記者発表が行われる。
この件に関する問い合わせは、
(財)雑賀技術研究所 総務部 担当:西川
TEL073-474-0860まで。
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