農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

「DPX−84」が20周年 延べ製品数は100超に
《デュポン》

 「DPX−84(ベンスルフロンメチル)」(ブランド名:ロンダックス)が、4月で20周年を迎える。スルホニルウレア系の化合物で、1980年に米国デュポン社で創成された。
 当時の水稲用除草剤に比べ1/10〜1/50の低薬量でイネ科を除くほとんどの雑草に卓越した効果を示す除草剤として、日本では1982年から試験が開始され、1987年に農薬登録を取得した。
 同年に「ウルフ」(クミアイ化学工業)、「プッシュ」(北興化学工業)、「ザーク」(クミアイ化学工業、三共アグロ・旧三共、バイエル クロップサイエンス・旧日本特殊農薬製造)、「ゴルボ」(住化武田農薬・旧武田薬品工業)の4剤が先行し、翌年に「フジグラス」(日本農薬)が新たに加わった。
 以来、20年間、粒剤、フロアブル剤、ジャンボ剤などの多様な剤型や、抵抗性雑草対策剤、田植同時防除剤など、日本のさまざまな水田に対応した製品開発が進められ、現在では延べ製品数が100を超え、日本の約60%の水田で使用されている。市場展開は、日本を含むアジア・パシフィック14か国にのぼる。

(2007.3.28)


社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。