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アグリビジネス業界ニュース |
ベンスルフロンメチルが20周年 環境に優しいSU系一発除草剤 《デュポン ファーム ソリューション》 |
DPX-84(ブランド名:ロンダックス)は1975年、米国デュポンのジョージ・レヴィット博士がスルホニルウレア骨格を有する化合物が除草活性を示すことを発見したことに端を発する。以降、このリード化合物を起点に20000以上のスルホニルウレア化合物が合成され、これまでに200件を超える特許が出願されている。 1982年に世界に先駆けて、米国においてグリーン、アウストを最初のスルホニルウレア剤(SU剤)製品として登録、販売を開始した。現在、同社は13種類のSU剤を製品化している。 ベンスルフロンメチルは水稲用に開発された初めてのSU剤で、日本においては1981年より当時のデュポンジャパン農業科学研究所において本格的な検討が進められ、1982年に日植調の委託試験を開始し、1987年に日本初のSU系一発除草剤としてウルフ、プッシュ、ザーク、ゴルボ、翌1988年にはフジグラスが登録認可された。 SU剤登場以前に、クサカリン、オーザなどの水田用一発除草剤(体系是正剤)は上市されていたが、ミズガヤツリなどの多年生雑草の多発田使用をさける、田植え後5〜7日までに処理するなどの注意が必要だった。SU一発剤の登場によりこれらの問題を解決し、本格的な水稲用一発除草剤としての完成に至り、水稲用除草剤の歴史を大きく覆すことになった。
現在では、1kg、3kg粒剤をはじめ、フロアブル剤、ジャンボ剤、250豆つぶ剤、田植え同時処理剤、SU抵抗性対策剤などの豊富な製品を取り揃え、生産者の多様なニーズに応えている。
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(2007.4.16) |
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