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いずれが「ボタン」か「シャクヤク」か 心の底から育てる豪華・不滅の花
《サカタのタネ》

楊貴妃
島大臣
サカタのタネ
(上)楊貴妃
(下)島大臣
  (株)サカタのタネ(本社:横浜市都筑区)が友の会会員向けに発行している『園芸通信』5月号では、『期待の新品種も登場、鉢や庭で育てやすい豪華な花 ボタン』と『燦然と輝く不滅の名花 シャクヤク』の2花を特集した。
 4月の終わりからゴールデンウィークにかけて咲く、「百花の王」ボタン。切り花のイメージから花壇植えの植物として人気が高まっているシャクヤク。同じボタン科ボタン属に分類され、前者は野生種は中国に分布、落葉低木、後者はアジア東部、耐寒性多年草として、原産地および園芸分類で分かれる。
 ボタンでは、花弁の枚数が多い千重の大輪品種で、いわゆる「牡丹色」の「島大臣」、日本人好みの名花「吉野川」を中心に、新作の紹介とともに、黄色いボタンの物語を挿入した。
 一方、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人を形容するシャクヤクだが、その美しさは905年から編纂が開始された『延喜式』にも登場しているように、古くから認められていたようだ。
 身近にある豪華な2花だが、どちらを選ぶかはお好み次第。剪定、施肥、水やり、置き場所、病害虫防除、防寒など管理しなければならないことは多いが、共通しているのは、「心の底から育てる」こととの印象だ。
 『園芸通信』への問い合わせは、サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。
(2007.5.25)


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