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中間純利益が13.2%増に トライアングル作戦奏効
《アグロ カネショウ》

櫛引社長
櫛引社長
 アグロ カネショウ(株)(櫛引博敬社長、本社:東京都港区)は8月10日、『平成19年12月期中間決算短信』を明らかにした。
 それによると、売上高は前年同期比8.0%(5億8600万円)増加し78億9400万円と顕著な動きを示した。また、経常利益は同4.8%(3900万円)増加し8億6300万円に、さらに、中間純利益も同13.2%(6400万円)増加して5億5700万円と伸長を見せた。
 害虫防除剤から見ると、ダニ剤「カネマイトフロアブル」および「脱皮阻害剤「デミリン水和剤」、「レターデン水和剤」がやや減少したものの、害虫防除剤「アルバリン剤」、「兼商バイスロイドEW」の需要増に加え、生物農薬「ファイブスター顆粒水和剤」、「チューンアップ顆粒水和剤」が成長した。
 病害防除剤では、販売推進プロジェクトを組み取組んでいる土壌処理剤「バスアミド微粒剤」は伸長したが、「D−D92」は減少した。
アグロ カネショウはこの季節、清々しいユニフォームに全社員衣替え
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 除草剤では、非農耕地における「カソロン6.7および2.5粒剤」が順調に推移したほか、水稲の「モゲトン粒剤」も堅調だった。ただし、「アークエース粒剤」は減少。
  海外展開では、液肥関連剤が若干減少したものの「カネマイトフロアブル」、「バスアミド微粒剤」の大幅な輸出増加により極めて顕著な動きを示した。現在、「カネマイトフロアブル」の農薬登録は14か国だが、将来的には28か国以上での農薬登録が見込まれており期待される。
 当面の新規剤としては土壌センチュウ剤「ネマキック」(2006年1月申請)、植物成長調整剤「NAA」(2006年12月申請)2分野での農薬登録が待たれている。「NAA」には「AKD−8141・8147・8151」の3タイプがある。過去、同社が「ヒオン」と呼んでいたもので、返り咲きを目指す。
 現在、同社グループでは果樹、花きなど園芸農家を中心に技術普及を重視した農家直結の営業方針を堅持し、農家、会員店、販売店と連携を密にした「トライアングル作戦」を展開しているが、その結果が当中間期決算にも現れた。
 期末見通しは売上高136億3000万円、営業利益4億4000万円、経常利益3億2200万円、当期純利益1億9500万円を見込んでいる。
販売実績・種別のウエイト

(2007.8.16)



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