農業協同組合新聞 JACOM
   
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微生物防除剤の啓蒙・普及に向けて
協議会の認知度向上も積極的に推進

《微防協》

記念講演する岡田理事・研究所長
記念講演する岡田理事・研究所長
 日本微生物防除剤協議会(以下「微防協」)はさきごろ、新年度事業計画を固めるとともに記念講演会を開催した。総会では、新たに堤憲太郎代表幹事(セントラル硝子・取締役常務執行役員)を選出した。
 今後は、微生物防除剤(微生物農薬)のさらなる啓蒙・普及に向け、微防協の認知度の向上や同防除剤に関する情報発信などを、積極的に展開していく。
 微防協は2006年8月、微生物防除剤の普及促進を目的にアリスタ ライフサイエンス、出光興産、セントラル硝子、多木化学の4社で設立された。「環境保全型農業」の推進を受け、有機栽培や特別栽培農産物の生産規模もにわかに拡大しつつあることなどから、これらに全面的に対応していくため設立に至った。
 微防協のこの1年は、「微防協そのものの認知度向上や微生物防除剤の知名度アップ・普及促進の1年」(土井清二事務局長)だった。ホームページの開設および全面改訂、チラシ・ポスターの作成など多岐にわたっている。
微生物防除剤の夢を語り合う各社代表
微生物防除剤の夢を語り合う各社代表
  新年度に入り、この8月からはJA、普及センター、国の試験研究機関、都道府県の農業試験場、有機認証団体など全国約2000か所にダイレクトメールを発信するなど、微生物防除剤の普及促進、微防協のさらなる認知度向上につなげていく情報発信に取組んでいる。
 なお、記念講演会では、『病害虫をとりまく農業環境』をテーマに日本植物防疫協会理事・研究所長の岡田齊夫氏が講演し、「IPM(総合的病害虫・雑草管理)の広がりの中で微生物防除剤の果たす役割は極めて大きい」とまとめた。

(2007.8.16)



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