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約7億円を特損として計上 自社原体が70%に迫る勢い
《日本農薬》

 日本農薬(株)(大内脩吉社長、本社:東京都中央区)は、平成19年9月期決算に特別損失7億1600万円を計上する。5月に発表された期末期業績予想に、今回の特別損失発生による修正はない。三菱化学との契約が満了となるもので、今後は成長路線をひた走ることになる。
 同社は、平成14年10月、三菱化学(株)(小林喜光社長、本社:東京都港区)から農薬事業を譲受け、三菱化学黒崎事業所(北九州市)における譲受製品の委託生産に関する契約を締結していた。今回の措置は、9月末で同契約が満了となったことを受けたもの。
 日本農薬に、本来持っていた活力が蘇ってきた。トモノアグリカから営業の一部の譲り受け、三菱化学からの農薬事業の譲渡・譲り受けが跳躍へのステップとなり、同社の原体・製品のポートフォリオを増強させた。
 また、いっそうの機能向上がはかられた総合研究所からは殺菌剤「ブイゲット」(有効成分:チアジニル)、殺虫剤「フェニックス」(同:フルベンジアミド)が創出され、さらに「NNI−0250」(商品名:「アクセル」)、「NNI−0101」(同:「コルト」)の2つの殺虫剤も開発が加速し、これらが上市された暁には売上に対する自社品比率が70%に迫るものと見られる。

(2007.10.5)



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