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安心は自ら理解していくもの 愛媛でやさしい農薬ゼミを開催
《農薬工業会》

農薬ゼミ
支部開催では8回目

 農薬工業会関西支部(秋山愼一支部長・日本曹達)はこのほど、愛媛県県民文化会館において『お母さん、知って安心、家族も安心 やさしい「農薬ゼミ」』を開催した。支部開催としては8回目で、JA全農など8団体が共催した。
 近年、食の安全・安心、健康志向の高まりの中で消費者の農薬への関心が非常に高くなっている。
 これらの背景のもと、農薬ゼミは主婦を中心とした消費者を対象に、農薬のはたらきと役割、人体や環境への影響、安全性の確保など、農薬について正しく理解してもらうことを目的としている。
 農薬ゼミは、松田朋恵フリアナウンサーの司会により進められ、本山直樹千葉大学教授と真板敬三残留農薬研究所理事が農薬についてやさし く解説し、楽しく学んだ。

農薬ゼミ松山
農薬への理解を得るには地道な活動が

 また、生産者を代表し果樹農家の小笠原静彦さん(伊予市在住)がか けつけ、梨、ぶどう、柑橘栽培の苦労話や農薬の適正使用の実態などを紹介した。
 まとめとして、本山教授は「農薬は効果と安全性が国によって認められており、いたずらに不安感をもつ必要はない。安全は科学的・技術的なもので、安心は自ら理解していくもの。安全を安心に変えていってほしい」と結んだ。
 なお、次回の農薬ゼミは11月8日、広島市の広島国際会議場で開催される。

 

(2007.10.23)



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