|
サカタのタネ
カリステモン |
(株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)が友の会会員向けに発行している『園芸通信』1月号では、『庭や鉢植えで楽しむ 南半球の花』を特集した。カリステモン、グレビレア、プロテア、ピンクッションなどいずれも色鮮やかだ。
ブラシノキ、またはボトルブラシと呼ばれているものの代表的なものはカリステモン属。名前の通り、びんを洗うブラシの形をした花穂に特徴があり、オーストラリアを代表する樹木の1つに挙げられている。日本でも古くから親しまれ、金宝樹(きんぼうじゅ)の別名がある。
雄しべが長く、これもブラシのように見える、鮮やかな色彩の花穂が特徴となっているのがグレビレア。オーストラリアを中心とした南半球に約250種が自生し高木、低木、ほふく性のものなど多彩。掲載したロビンゴードンは、日本の気候に適応できる貴重な種類だという。
原産地では直径が30cmにもなる巨大な花を咲かせるプロテア。エキゾチックな匂いを感じさせる。南アフリカのケープ地方には約90種が自生しており、中でも最大の花を咲かせるプロテアキナロイデスは、キングプロテアと呼ばれ、南アフリカの国花に。
同国に48種が自生しているピンクッション。直径約9cmの球状花で、無数の針を針山に突き立てたように映る。ユニークな花型から、生け花花材として親しまれている。
本特集では、日本にいながら南半球の花の旅をしたような気分になった。日本でも比較的栽培しやすい南半球の花を紹介しているが、なかなか奥が深いように思えた。
『園芸通信』への問い合わせは、
サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。
|