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『イデザイム』
(日本向け) |
出光興産(株)(天坊昭彦社長、本社:東京・千代田区)は1月24日、台湾に向けて中国化学製薬および進昌貿易とともに畜産資材3商品を2月1日から販売すると発表した。同社が畜産資材を海外展開するのは初めて。初年度の販売目標、1億円を目指していく。
対象商品は、飼料に添加して家畜の成育を促す『イデザイム』、『イデザイムBS』と、家畜排泄物の悪臭低減や堆肥化を促進する『ファームキーパー』の3商品。
台湾の畜産業は、豚と鶏が主体となっている。近年、家畜に抗生物質を与えず、微生物や天然資材を用いて生産するニーズが高まっており、出光興産ではこれらにニーズに3商品が合致するとの判断から販売を決定した。
台湾へは、日本から進昌貿易を通じて3商品を輸出し、動物薬の大手である中国化学製薬が販売を手掛ける。
出光興産では今後、中国化学製薬に対し人材教育を実施するとともに、畜産農家に対しては提案活動を展開していく。既に、1月末には3社協力のもとに現地の雲林、台南、屏東県でのセミナーを予定。
同社アグリバイオ事業は、自然界の微生物を最大限に活用したもので、食の安全・安心に貢献していこうとしている。『イデザイム』、『イデザイムBS』などは、BSEへの危険性が疑われる原料を一切使用しておらず、同社の主力商品の一角を占めている。
なお、本商品においては台湾に続き中国への展開も視野におかれている。
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