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サカタのタネ
シャクナゲ マダムマッソン |
(株)サカタのタネ(高橋英夫社長、本社:横浜市都筑区)が友の会会員向けに発行している『園芸通信』2月号では、『栽培容易で珍しく、場所を選ばずに楽しめる ツツジ、シャクナゲ』を特集した。
文と写真を、現在、新潟県立植物園に勤務する倉重祐二さんが担当している。
漢字を当てると、ツツジは「躑躅」、シャクナゲは「石楠花」と書く。春の訪れとともに咲き誇る鮮やかなツツジ、シャクナゲ。季節を彩る花木として多くの人々に親しまれているが、漢字だけはいざ書くとなると難しいかも知れない。
ツツジは、ツツジ科ツツジ属、半常緑〜常緑の低木。ヤマツツジ、サツキなどが有名だが、「アザレア、平戸ツツジ、サツキ、クルメツツジなど世界中で愛されるツツジのほとんどは日本原産のヤマツツジ類が改良されたもの」(倉重さん)だと言う。
シャクナゲは、ツツジ科ツツジ属の常緑低木〜高木(一部落葉種あり)。ツクシシャクナゲ、アズマシャクナゲ、ハクサンシャクナゲなどの種類がある。「19世紀中期に中国から西欧にもたらされたシャクナゲ。以降150年、5000を超す園芸品種が作出され、西洋では春を彩る花木として庭園に欠かせない存在」(同)という。
ちなみに、都道府県の「花」と「木」を調べてみた。ツツジを「県花」としているのは栃木(ヤシオツツジ)、群馬(レンゲツツジ)、静岡(ツツジ)、長崎(ウンゼンツツジ)の4県、「県木」は福岡のみ。シャクナゲを「県花」としているのは福島(ネモトシャクナゲ)、滋賀(シャクナゲ)の2県。「県木」は該当なしだった。
『園芸通信』への問い合わせは、サカタのタネ 通信販売部 電話(045)945−8824まで。
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