ダウ・ケミカル日本(株)はこのほど、神永剛社長(61歳)が2007年12月31日付けで同職を退任し、後任にダウ・ケミカル・パシフィック、基礎および機能プラスチック事業担当副社長のピーター・サイクス氏が2008年1月1日付けで就任すると発表した。
ただし、サイクス氏は2007年4月1日付けで、ダウ本社グローバル事業組織の1つであるダウ・オートモーティブ社長に就任する。同社は、自動車向け素材およびデバイスの世界的な供給メーカー。同氏は、2007年の夏に日本に着任後、ダウの日本オフィスにおいてダウ日本の社長およびダウ・オートモーティブのグローバルな社長としての任務を遂行する。
サイクス氏は英国生まれの46歳。米国スタンフォード大学経営大学院終了。1981年ダウ英国入社。日本を含む各国で主に財務、機能製品事業などで経験を積み、1996年ダウ・ケミカル・タイ社長およびダウとサイアムセメント・グループによる合弁会社の社長に就任。2004年からダウのアジア太平洋地域のプラスチック事業担当。2006年から現職。
〈サイクス氏のコメント〉 大役に身が引き締まる思い。決意を新たに日本の産業界の発展に微力ながら専心する所存。また、ダウ・オートモーティブの社長として、同事業のグローバル戦略の推進に全力を注いでいく。
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