(株)サカタのタネ(本社:横浜市都筑区)は4月20日、坂田宏常務が6月1日付けで社長に就任するトップ役員人事を発表した。高橋英夫社長は取締役相談役に就く。
新社長の坂田氏は、主に営業・管理畑を歩き、しかも海外経験も豊富なことからバランス感覚に富み、今後の舵取りに大きな期待が寄せられている。1952(昭和27)年生まれ、55歳。神奈川県鎌倉市出身。趣味はテニス、ゴルフなど多彩。
同社は、1999(平成11)年の高橋社長就任以来、経営環境が激変する中で柔軟かつ積極的に対応しながら、国内営業体制の再構築およびグローバルな海外展開に果敢に取組むとともに、次代を担う人材育成を鋭意進めてきた。
今回の社長交代は、これら諸実施策に一応のめどがたち、新たなる成長路線への基盤が築かれたとの判断にもつづくもので、新事業年度から新しい経営体制によるさらなる展開を期し、併せて執行役員制度の導入により経営陣の若返りと機動性の強化をはかっていく。
【新社長の略歴】
坂田宏(さかた ひろし) 昭和49年慶応義塾大学経済学部を卒業するとともに、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。56年坂田種苗(現サカタのタネ)入社。平成2年サカタシード・ヨーロッパ(現ヨーロピアン・サカタ・ホールディング)総支配人。10年サカタのタネ取締役社長室長。17年常務取締役管理本部長兼広報宣伝部長兼経営企画室長。19年6月1日代表取締役社長・社長執行役員に就任。
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