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低コストの高速カラー印刷機を導入
《呉農業協同組合》

呉農業協同組合本店外観
呉農業協同組合
本店外観

 呉農業協同組合は、広島県南部に位置し、瀬戸内海沿岸の呉市と江田島市の2市を管内とする総合農協だ。正組合員12180名、准組合員16248名の組合員を擁する大型農協だ。農産物の販売事業をはじめ、生産資材・生活関連商品の購買事業、貯金・融資などの信用事業、共済保険事業や旅行、葬祭まで幅広い事業を行っている。
 こうした幅広い事業を行う農協では、OA機器も重要な日常ツールになっている。中でも印刷機の用途は多様で、農産物の生育・販売情報やさまざまな研究・研修会の告知やレジメ、補助金事業の計画書、保険や住宅ローンの説明パンフ、旅行ツアーの企画書作成まで、あらゆる事業に関わる。
 しかも、そのニーズは、モノクロからカラー印刷へ、急速に移り変わって来ている。カラー印刷は訴求力が高く、しかもカラーでなくては伝えられない情報も多い。それは衆知のことだが、これまでのカラープリンターは、印刷コストが高く、作業の速度が遅いという欠陥があった。

カラー印刷機オルフィス
カラー印刷機オルフィス

 「JA呉」営農販売課の藤田正廣課長は「当組合のプリント需要は様々で、しかも量が多く、住宅ローンの相談会ではパンフレットを7万枚使用した」という。他にも「旅行ツアーの企画書、農産物の出荷時に貼付する説明POPなど多種大量の印刷物が必要であり、会議資料などの内部資料も48支店で約350名の職員を擁しているため多くのプリントが必要になる」と語る。
 特に力を入れているのが「組合員農家への情報提供」で、「農産物の育成アドバイスや病害虫の情報など、インターネット・メールの時代になったとはいえ、屋外作業の多い農家組合員にこうした情報を伝えるには紙媒体が必要」であり、カラー印刷機オルフィスを導入し、組合員農家に対する情報提供を続けているという。

藤田正廣課長
藤田正廣課長

 農産物に関する必要情報は、多種多量であり、日照時間や雨量は年によって違いがあり、病害虫情報も毎年違ってくる。農作物は品種毎に必要情報が異なる。台風情報などは、日時によってタイムリーに対応する必要がある。つまり、マニュアル化し、同じ物を数年分まとめて印刷しておくことが出来ない。
 こうした現状を解決するため、同農協では、カラー印刷機オルフィスを導入したが、藤田課長は導入効果に満足しているという。「今流行している害虫の特徴や病気の症状を示す葉の写真など、知らせたかった情報が、カラーだから的確に伝わる。収穫の良し悪しに直結する情報提供は、農家にとってまさに生命線であり、それを正確に機動的に伝えるのが、農協の重要な仕事」と藤田課長はカラー印刷機オルフィスの導入効果を説明した。

印刷物
印刷物

(2007.8.21)



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