農業協同組合新聞 JACOM
   
アグリビジネス業界ニュース

『社会・環境報告書2007』を発行
《メグミルク》

メグミルク報告書
 日本ミルクコミュニティ(株)(本社:東京・新宿、小原實社長)は、このほど『社会・環境報告書2007』をはじめて発行した。
 日本ミルクコミュニティ(メグミルク)は、2003年の会社設立から「自然からお客様までのミルクコミュニティを育み明るく健やかなくらしに貢献します。」を企業理念として掲げ、社会の一員としての強い認識を持ちながら、企業活動を進めてきた。
 また同時に会社設立時に「ミルクコミュニティ行動指針」として、環境保全の指針を作成し、さらには2005年10月、「環境方針」を制定し、社会への貢献、企業情報の開示、地域社会との交流を図るとともに、環境への負荷の軽減を積極的に図ることを約束している。このたびメグミルクは、これらの具体的活動内容を『社会・環境報告書2007』として取りまとめ、はじめて発行したものだ。
 この『社会・環境報告書2007』では、2003年1月〜2007年3月までの環境保全活動への取り組み姿勢と活動の成果を取りまとめた。また、ミルクコミュニティを育む多くの人々の理解と、連携と協力を得るための種々の活動について報告している。
 環境保全活動では、具体的に水使用量・電力使用量・燃料使用量の削減、廃棄物削減とリサイクル率向上、全場所参加の環境活動展開、最適物流体制の構築・体制整備、グリーン調達の推進、ISO14001の認証拡大などについて、その活動内容と成果を報告している。
 社会的取り組みでは、各工場・事業所で実施している環境保全に役立つ活動や取り組みの紹介、年間を通して実施している社会とのコミュニケーション活動、安心安全を届けるメグミルク独自のMCQS(ミルクコミュニティ品質システム)への取り組み内容、コーポレートガバナンスとコンプライアンスへの取り組み、などを掲載している。
 全編を通じて図表や写真をふんだんに取り入れ、解りやすく読みやすいものにしている。
 2006年までの環境保全活動では、水使用量、電力使用量、燃料使用量が2003年と比較してそれぞれ総量で5%、7%、11%削減することができた。廃棄物削減とリサイクル率向上でも、2006年度12工場1製造所中6工場が、リサイクル率90%以上を達成した。
 また最適物流体制の構築・体制整備では、全国の出荷場所間輸送が一元管理できる配車センターを設置したことにより、配送コースを大幅に削減することができた。その他、ISO14001の認証拡大も、2005年にマルチサイトで本社、2007年3月に7工場で新たに取得し、合計1事業所11工場1製造所に拡大した。
 また新しい取り組みとして、2007年度から管理部門・営業部門などを含めた全社で環境マネジメントシステムの推進を行っている。環境マネジメントは、日々の業務と一体化して取り組み、その上で目標の管理や情報の共有化のために「環境会議」を行っている。
 今回の『社会・環境報告書2007』はメグミルクホームページの「環境活動サイト」に11月1日から掲載されている。詳細はメグミルクホームページURL:http://www.megmilk.comを参照のこと。

(2007.11.13)



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