太平物産(株)(榊原邦泰社長、資本金:1億2000万円)では、12月3日から東京本社事務所を下記に移転する。「これを契機に、社員一同心機一転、ますます業務に精励し、生産者及び消費者ニーズに対応していく」という。
昭和23年に設立され秋田市に本社を置く同社は、各産地、各作物に対応した有機質肥料の製造販売を中心に農業、社会に貢献することを目指し、環境リサイクルを考慮した事業推進をはかっている。配合肥料における全農との取引開始は、昭和35年のこと。
事業内容も肥料、農材、商事、工事、作業の5事業部門と多岐にわたり、それぞれユニークな事業展開をはかっている。平成18年度の年商は、約75億円。
同社は、各産地や各作物に応じた製品を製造販売していることから、そのアイテム数は配合肥料メーカーとしてかなり多い方だが、最近、特に高い反響を得ているものに「ハスク」(マイティハスク)と「ケイサンエース」がある。
「ハスク」は、フィリピンのヤシの実の殻を原料とした天然有機物。木質繊維質のため、多孔質であり保温性、通気性、保水性に優れ、農業用、花き栽培用、植林培養、緑化、環境保全など、その用途は幅広い。「ケイサンエース」は、ポーラス状の結晶構造をもつ特殊な新けい酸質肥料。水稲、畑作場面で反響を呼んでいる。これも多孔質であることから、根の活着が促進され、作物の生育と収量の向上が期待できる。
【新・東京本社事務所】
〒135−0007 東京都江東区新大橋1丁目8番11号 三井生命新大橋ビル4階
電話(03)6662−5850 FAX(03)5669−1152
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