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ヒマワリのサンリッチシリーズ
(写真提供:タキイ種苗)
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タキイ種苗(株)(瀧井傳一社長、京都市下京区)はこのほど、日本フラワービジネス大賞(育種・生産部門)を受賞した。対象となったのは、『ヒマワリのサンリッチシリーズの育種開発』。羽毛田智明研究農場次長が表彰を受け、特別講演も行っている。
今回の受賞は、(財)日本花普及センターが、平成18年度より花き産業分野における新品種の開発・導入および活用・普及について多大な貢献や先駆的な役割を担った民間企業、試験研究機関、各種団体あるいは個人を対象に選考・表彰を行っているもの。
同社では、栽培期間が45日〜70日と短く計画的に安定生産できる切り花用の品種として、サンリッチシリーズ(8品種)を育種開発し、ヒマワリの新たな需要・開発に貢献した。
2006花き品種別流通動向分析調査によると、国内ではヒマワリの切り花用品種のうち、サンリッチシリーズが8割以上を占めている。
また、世界における花き生産流通の重要拠点であるオランダの花き市場でも、国内生産・輸入数量の9割以上を占めている。
同社では、今後ともいっそうの基礎形質向上のための育種が重要との認識のもと、「マーケット拡大のための花色や花型に対する継続的な育種開発を行っていく」という。
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