|
山本廣基副学長
|
|
寺本昭二理事長 |
農薬工業会中部支部(川島哲次支部長・明治製菓(株)名古屋支店長)は2月8日、静岡市駿河区のグランシップ「交流ホール」で『お母さん、知って安心、家族も安心 やさしい「農薬ゼミ」』を開催した。主婦を中心とした消費者など約200名が参加した。
この「農薬ゼミ」は、従来、農薬工業会本部が行ってきたものとは別に、平成17年から同会支部主催で行っているもので、昨年10月の愛媛、11月の広島に続き今年度3回目(通算で10回目)の開催となった。JA全農など8団体が共催。
近年、食の安全・安心、健康志向の高まりの中で消費者の農薬への関心が高くなっている。
そこで、「農薬ゼミ」では主としてお母さんを対象に、松田朋恵フリーアナウンサーの司会で進め、新たな講師陣として2人の専門家(島根大学の山本廣基副学長、残留農薬研究所の寺本昭二理事長)が農薬についてやさしく解説し、楽しく学んだ。
また、生産者を代表して青木嘉孝さん(静岡県認定農業者協会副会長)が駆けつけ、水稲・露地野菜栽培の苦労話や農薬の適正使用の実態などを紹介した。
山本さんは、「農薬を含めた化学物質全体のリスクというものは、リスクがあるかないかではなく、大きいか小さいかで判断されるべきもの。日本で生産されている農作物は世界的に見てもトップレベルでリスクが少ないと考えられる」と結んでいる。
次回の「農薬ゼミ」は3月6日、横浜市で開催される予定(別掲・催しもの)。
|