ヤンマー農機株式会社(本社:大阪市北区、阿部修司社長)は、農業施設及び環境施設事業を行う会社として、「ヤンマーグリーンシステム株式会社」を新たに設立する。
現在、同社が行っている施設事業の専門会社として設計・製造から工事・管理までを、トータルに行える体制とし、市場の変化にすみやかに対応することで、今後の事業拡大を図ることを目的としたものだ。
新会社は、ヤンマー農機(株)から本年3月21日に、会社分割の方法により、施設事業を承継し、事業を開始する。新会社の概要は次ぎの通り。
○社名:ヤンマーグリーンシステム株式会社
○資本金:2億円
○営業開始日:平成20年3月21日
○代表者:三津正人(ミツ マサト)
○本社所在地:大阪市北区茶屋町1番32号
○事業規模
・売上高:150億円(平成20年度計画)
・従業員数:130名
・営業・サービス拠点数:11拠点
○主な事業内容:農業用プラントの設計・施工・アフターサービス、土木建築工事の請負、設計、監理の請負、これらに関する単品商品、建築資材などの販売。
◎新会社設立の目的
成熟した国内の施設市場においては、多様化する顧客ニーズにいかに対応できるかが、今後の生き残りの条件となってきている。
こうした中、ヤンマーグループでは、平成14年度より事業構造の改革に着手し、マーケットに直結した製造・販売・開発一体の自己完結体制の構築を各事業において進めてきた。
今回の新会社設立も、農業施設および環境施設事業再構築の一環として、国内市場における迅速な意思決定と、スピーディな対応を図ることで、ユーザーからより一層の、信頼と満足を得ることをねらいとして、実施したものだ。
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