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アグリビジネス話題の製品 |
サンリット水和剤など
充実した殺菌剤群 《三共アグロ》−(4) |
『サンリット水和剤』(有効成分:シメコナゾール)は、浸透移行性に優れた新しいEBI剤として定評がある果樹・茶用殺菌剤。各種の菌に対してスペクトラムが広いことが最大の魅力。例えば、りんごでは褐斑病、黒星病、赤星病、うどんこ病、モリニア病、斑点落葉病への適用となっている。大豆への登録拡大を特筆しておきたい。 本剤は治療効果、浸達性、ガス効果が高く、安定した効果を発揮する。特に、高いガス効果は低濃度でも安定した効果を発揮するものとして注目される。 『モンガリット粒剤』(有効成分:シメコナゾール)は、稲の紋枯病、疑似紋枯症、墨黒穂病、稲こうじ病、穂枯れへの登録となっている。特長は、「いろいろな病害を同時防除できる」(営業推進部)ことにある。根からすばやく吸収され、速効性に優れている。また、残効性にも優れ、処理適期幅の広い本田用粒剤に仕上げられている。使用時期が収穫45日前までに変更され(従来は、収穫60日前まで)、より使いやすくなった。ねぎ(白絹病)への適用拡大も見逃せない。 『カルホス粉剤』(有効成分:イソキサチオン)は、マメシンクイガからフタスジヒメハムシまで大豆を加害するほとんどの害虫に高い効果を示すことで定評がある。また、姉妹品の『サンリットカルホス粉剤』(有効成分:イソキサチオン・シメコナゾール)は、他剤の効力低下した紫斑病菌(耐性菌)との同時防除を可能としたもので、大きな期待が寄せられている。 『イモチミン粒剤』(有効成分:シメコナゾール・メトミノストロビン)は、速効性とともに残効性に優れた、処理適期幅の広い本田用粒剤に位置付けられる。いもち病、紋枯病、疑似紋枯症、稲こうじ病、穂枯れなど、多くの病気を同時防除してくれる。 バリエーションに富んだ、三共アグロ(株)の殺菌剤群が浮き彫りとなった。
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(2005.1.4) |
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