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新ブランド米「八十九」
(2kg)パッケージ |
ホクレン農業協同組合連合会(北海道札幌市・矢野征男代表理事会長)は、新ブランド米「八十九」(はちじゅうく)を10月から北海道内のAコープ、生協、量販店などで本格的に販売開始した。一部道外でも数量限定で販売する。
品種名は「おぼろづき」で、(独)北海道農業研究センターが1995年から8年かけて開発、育成した。
昨年、道内で試験栽培米を限定販売したが、好評だったので今年から本格的に発売することとした。18年産の生産量は約8000トンを見込んでいる。生産地区は道内米生産地区のほぼ全域。
食味試験では、「新潟県産コシヒカリ」に匹敵すると評価された。従来の道産米にはない粘りとやわらかさをあわせもつ画期的な味、と注目されている。ブレンドせず、単品で食べられる。八十八の手間をかけた米よりひとつ上のおいしさが自慢だとして名付けられた。
ご飯の粘りやつやを引き出すには、米のデンプンに含まれるアミロースが適度に少ないほうが良い。「八十九」はアミロース含有率14%前後のものを原料にしている。「新潟産コシヒカリ」の17%に近い。
北海道のブランド米は「きらら397」「ほしのゆめ」「ななつぼし」が中心銘柄だが、ホクレンは「八十九」をこの3品種に加わる道産米の最高級ブランドと位置づけている。
価格は、道内販売価格が2kg/1000円、5kg/2300円(ともに消費税込み)。
米袋のデザインは、「ロッテ・キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」「NTTドコモFOMA P701iD」などの商品デザインを手がけた、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏が担当した。
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