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新規水稲用除草剤を市場投入　「ＭＹ−100」拡充で追い風 《日産化学》

日産化学工業（株）（本社：東京都千代田区）は２月14日、水稲用一発処理除草剤『シリウスターボ１キロ粒剤』を市場投入する。「ＭＹ−100」シリーズを拡充するものであり、かつ自社開発製品を混合していることからも、この分野における追い風は必至。 　『シリウスターボ１キロ粒剤』は、ＪＡ全農とバイエル　クロップサイエンス（株）が共同開発したノビエに高い効果を示し残効性にも優れる「ＭＹ−100（オキサジクロメホン）」と、（株）エス・ディー・エス　バイオテックが開発したＳＵ（スルホニルウレア）抵抗性のホタルイ、コナギ、アゼナなどに対して効果の高い「ベンゾビシクロン」、ＪＡ全農と日産化学工業（株）が共同開発した多年生雑草を含む広範囲の雑草に優れた効果を示す「ピラゾスルフロンエチル」、さらに、日産化学工業（株）の所有する藻類に対して効果の高い「ジメタメトリン」を合理的に配合した混合剤。 　本剤は、農家の「昔はこんな雑草はなかった」、「最近、特定の雑草だけ残る」といった悩みを解決するものであり、さらに、ほ場一面に生える藻類や表層はく離もきちんと防除できる、水稲農家の要請に十分に対応できる除草剤に仕上げられている。 　販売は、日産化学工業（株）が行う。同社では、本剤を「ＪＡグループが推奨するＭＹ−100シリーズの一翼」（同社マーケティング部）に位置づけており、先行の「トレディ」を加えたシリーズ総計で「（本剤の市場投入３年後の）平成20年には15万ヘクタールの普及面積を目指す」（同）としている。

（２００６．２．１３）

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