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（株）日本グリーンアンドガーデン（里見健男社長、本社：東京都中央区、以下「日本Ｇ＆Ｇ」）はこのほど、芝生の炭疽病、ダラースポット、ブラウンパッチ（注）などに幅広い適用をもつ『緑化用ベンレート水和剤』を新発売した（写真）。
同社はこれまで、緑化・ゴルフ場向けに『グランサー水和剤』、『トルファン』、『フルスウィング顆粒水和剤』、『エンバーＭＣ』、『緑化用スミチオン乳剤』などを長年にわたり手掛けており、その豊富な経験は技術普及・販売の随所に反映され、業界から高い評価を得ている。
今回市場投入は、水稲・園芸分野の殺菌剤として屈指の評価を得ているベノミル（有効成分）を『緑化用ベンレート水和剤』としてラインナップに加えることで、ゴルフ場・緑化分野における顧客ニーズへの対応をいっそう強めることになる。
本製品の特長は炭疽病、ダラースポット、ブラウンパッチなど、芝生の美観を損ねやすい難病害に対して幅広い殺菌効果をもっており、優れた防除効果を示す点が挙げられる。
また、病原菌に直接接触して作用し優れた予防効果を示すとともに、速やかに浸透移行して胞子形成を阻害し病斑の広がりを抑制する治療効果も期待できる。
さらに、現場の実状を配慮して、従来の『ベンレート水和剤』では２リットル／m2であった散布水量を0.5リットル／m2に拡大したことから、より使いやすくなった。
日本Ｇ＆Ｇでは、「新製品をゴルフ場殺菌剤の基幹剤に位置づけ、既にラインナップしている製品とともにゴルフ場のグリーンキーパーの要望に応えるべく、今後とも普及推進に邁進していく」（緑化第１営業部）という。
（注）
◇炭疽病 難防除病害の１つ。パッチの色調は黄色、褐色、赤褐色などで、大きさも直径５cm〜50cm程度までさまざま。円形パッチを呈することが多く、多発すると融合して不定型となる。
◇ダラースポット 最も問題となるのはベントグリーンでの発生。新たに日本に導入されたシーショアパスパラムでも発生が確認されている。パッチの色調は麦わら色を呈し、パッチ部分と健全芝の境界が明瞭であるのが特徴。
◇ブラウンパッチ パッチ周縁部が灰紫色を呈する場合とそうでない場合がある。罹病芝は、地上部が褐変、枯死し、その後地下部が侵される。窒素欠乏や加湿のターフでは被害が大きい。
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