出光興産(株)(天坊昭彦社長、本社:東京都千代田区)は、牛・豚・鶏に向けた畜産用の混合飼料『イデザイム』を3月1日より発売する。主成分である麹菌培養物が栄養吸収をサポートし、薬に頼らない家畜の生産に貢献していく。5年後の販売目標は10億円。
社名のイデミツと酵素を意味するエンザイムから命名された『イデザイム』は、国産の玄米を特種麹菌で醗酵熟成させた培養物を主成分としている。食の安全・安心に応えるため、国産天然原料から製造した。
主成分である麹菌培養物には、消化酵素である胃酸耐性タイプの酸性プロテアーゼ・酸性カルボキシペプチターゼやアミラーゼに加え、ペプチド・遊離アミノ酸・オリゴ糖や成長促進因子が含まれている。優れた消化酵素による栄養吸収のサポートと有益な醗酵成分補給が同時に行えるところに魅力が。
昨年、関東、九州地区で行った給与試験では、牛・豚・鶏すべての畜種において良好な結果が得られている。特に、食肉用鶏においては49日間の給与で20%程度の体重増加とエサの消費効率が10%程度改善されるという結果が得られている。
また、牛や豚では、幼齢期において飼料の食下量(注)向上や病弱な家畜が減少するなどの評価も得られている。
オープン価格。全国の農業資材店から一斉発売。
(注)食下量:家畜がエサを食べる量のこと。
〈問い合わせ先〉 出光興産(株)広報室 西羅・飯沼 電話(03)3213−3115
URL http://www.idemitsu.co.jp
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