アキレス株式会社(本社:東京都新宿区、中田寛社長)では、畜舎向け内外装材「アキレストリトンレボーW」と「アキレストリトンガルフラット」を発売し、注目されている。
鳥インフルエンザや豚コレラなどの発生で、畜舎を清潔に保つことが重要になっている。また、畜舎内でのネズミなどの食害は、漏電事故の原因にもなり、畜産農家にとっては看過できない問題でもある。
同社が販売している断熱材「アキレストリトンレボーW」は、耐久性に優れたガルバリウム鋼板(厚さ0.27mm)を表裏両面にラミネートしており、ネズミなどによる食害を防止し、高圧洗浄に耐える畜舎向けの天井・内外装材だ。
また、「アキレストリトンガルフラット」は、表面材にガルバリウム鋼板をフラット形状にすることで埃が付着しにくく、高圧洗浄が容易となり、衛生的な畜舎環境が維持できる。この両製品とも、特殊嵌合部形状を持っていることも大きな特徴であり、これにより釘頭が隠れ、目地が目立ちにくいため、美しい仕上がりが得られると同時に、風雨による釘の腐食を防止し、耐久性を向上させた。
また、従来の畜舎向け内外装材とは異なり、表面のカラーをバリエーション豊かに12色用意した。そのため好みの色で、より清潔で明るい畜舎環境を演出することが可能となり、さらに狭幅・長尺のため施工が容易であることも特徴となっている。
なお、断熱材に使用されているウレタン変性イソシアヌレートフォーム(ノンフロン)は、市販の断熱材の中でも優れた断熱効果を持っている。そのため夏季の温度上昇を抑えて、暑さに弱い豚やニワトリの畜舎・鶏舎内の生育環境を最適に維持することが出来る。またこの断熱素材は、難燃性が高く、万一の火災にも効果を発揮する。
初年度の販売目標は、「アキレストリトンレボーW」3億円、「アキレストリトンガルフラット」1億5000万円だが、将来的には畜産関係のみならず、一般建築向けにも展開していく予定だ。
価格は、タテ使い(パッキン無し)厚さ30mm5.400円、40mm5.900円、50mm6.400円(/m2)。ヨコ使い(パッキン付き)厚さ30mm5.900円、40mm6.400円、50mm6.900円(/m2)。
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(左から)「アキレストリトンレボーW」・「アキレストリトンガルフラット」・「アキレストリトンガルフラット」施工例 |
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