株式会社アタゴ(本社:東京都板橋区・雨宮秀行社長)が開発・商品化した果汁や飲料などの糖度を測定する『手持屈折計MASTERシリーズ』が、このほど(財)日本産業デザイン振興会が主催する「2006年度グッドデザイン賞(Gマーク)」を受賞した。
同社は昭和15年の創業以来、光学の研究に特化しつつ、屈折計専門メーカーとして、これまでも多くの屈折計を開発してきたが、『手持屈折計MASTERシリーズ』は、同社の66年に亘る屈折計のノウハウを傾注し、新技術を加え、機能的で美しいフォルムの商品として誕生させた。
それに対し、グッドデザイン賞選定にあたっては「糖度計という測定器としての使い勝手が段取りよく設計されていて、優れた道具として完成されている」と高く評価されたものだ。 同社では、今回の受賞を契機に、この優れたデザインの特長をアピールすることを通じて『手持屈折計MASTERシリーズ』の販売拡大を目指していく考えだ。
『手持屈折計MASTERシリーズ』の主な特長。
・手持屈折計世界初の防水仕様(1P65)で水洗い可能。
・自動温度補正(ATC)機能。・明るく読み取りやすい抜群の視認性。
・従来のゴムグリップ不採用により衛生面も安心。
・精悍なカーボン調と優美なフォルムで、持ちやすさとデザイン性を向上させた。
・サンプリングを容易にするスプーン形の新形状や自動吸引(ASD)機能など。
価格は1本1万2500〜3万円(消費税別)。
|