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米袋の印字検査装置「印字チェッカー」を発売
《サタケ》



印字チェッカー(コンベアタイプ)
印字チェッカー
(コンベアタイプ)

 サタケ(佐竹利子代表)は、デジタル画像技術を用いて、米袋に印字された年産・精米年月日などの有無を電子の目でチェックし、不良品の出荷を防止する「印字チェッカー」を11月1日に発売した。
 昨今、食品の不正表示問題などが続出し、品質表示に対する消費者の関心が高くなっている。米に関しては、JAS法に基づく品質表示として「玄米及び精米品質表示基準」が定められているが、米袋(製品)に印刷された年産・精米年月日などが、まれにインク切れや包材不良により、かすれたり、消えたりすることがある。
 このような印字不良によって、消費者への正確な情報伝達が損なわれるほか、消費者の信頼低下や返品処理費用などの問題が発生する。
 「印字チェッカー」は、これらの問題を回避するため、包材に印字された年産・精米年月日などの有無を、出荷前の計量包装ラインでチェックする装置だ。近赤外線とデジタル画像処理により、印字状態を高精度に判定し、目視確認の省力化とともに、印字モレ製品の出荷を未然に防止することができる。
 機種は、包装後の検査に対応する「コンベアタイプ」と、包装前の検査に対応する「包装機組込タイプ」の2タイプがあり、さらに文字認識機能として、1文字ずつの有無を認識する「1文字有無タイプ」と、文字全体を1つの印字データとして認識する「印字有無タイプ」がある。
 価格は273万円〜388万5000円(税込)で、精米卸業者や米穀販売店などへ、年間100台の販売を計画している。

(2007.11.16)



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