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挨拶をする中野社長 |
井関農機株式会社は、6月15日、茨城県つくばみらい市の同社中央研修所において、トラクタ、田植機、野菜移植機、作業機など11品目22型式の平成19年度下期新商品を発表した。
発表会の冒頭、中野弘之社長は、「国内農機市場は、戦後最大の農政改革である品目横断的経営安定対策により、買い控えもあり厳しいものがあったが、経営安定対策の加入申請が終わる7月以降は、好転するものと考えている。7月から認定農家、担い手農家を中心に農機市場も上向くものと期待している。海外では欧州市場が伸びており、米国市場も年明けには活発化するものと思っている」と挨拶した。
下期新商品として発表された11品目22型式の中から、今回はヰセキトラクタ「シアルハンター」3シリーズ6型式を紹介する。構成はTH173(17馬力)〜TH273(27馬力)まで。
「シアルハンター」シリーズは、平成13年に発売されて以来、機能性本位のTHシリーズと、基本性能と低価格重視のTHSシリーズとも高く評価されてきた。
このほど、双方の持つコンセプトを一つにまとめ、高機能でしかも基本性能を充実させ、低価格で高級感を併せ持ったトラクタ、TH-3シリーズを新発売する。出力や排気量もアップさせ、操作性・安全性向上に配慮した。また多様なニーズにきめ細かく対応できるよう、セミクローラ仕様、低床仕様、ハイクリアランス仕様、全面マルチ仕様、ターフタイヤ仕様などのバリエーションも充実させた。
価格は、TH173Kが148万5750円、TH273BCYで271万9500円(共に税込み)。6月より全国販売されている。
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トラクタ TH273 |
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