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ヰセキ田植機「さなえ」PQZ4 |
平成14年に発売された「さなえ」PQシリーズは、高齢者や女性でも楽に使える田植機として、西南暖地や中山間地、都市近郊の小区画圃場のユーザーより高い評価を得てきた。このたび、発売された「さなえ」PQZシリーズは、上級クラスのPZシリーズで好評の「Zロータ」を装備、低価格で基本性能の充実を図り、PQシリーズをフルモデルチェンジした最新型田植機だ。
◎主な特長
- 充実した基本性能
・さなえQターン=従来のノーブレーキターン「くるっとターン」に、旋回と同時に前輪にデフロックがかかる「オートデフロック」を採用。前輪の牽引力が増し、スムーズな旋回が実現した。
・余裕の高出力、大排気量エンジン搭載(4条・5条F型)=4条と5条植えのF型(施肥機付)に、大排気量の10馬力ガソリンエンジンを搭載。湿田などでも余裕の作業ができる。
・安定した植付性能の新型植付部=ロータリの軌跡、ロング苗送りベルトの形状変更や、新型Z爪など植付部を一新し、苗や圃場条件適応性が向上した。疎植から慣行植えまで、きれいな植付ができる。
・後輪独立スイングで直進性の向上=
左右の後輪が圃場や路面の凹凸を吸収する後輪独立スイング機構を採用。圃場での直進性が向上した。
- きれいな整地のZロータ(L型)
PZシリーズで好評の「Zロータ」を装備。ヰセキ独自の2分割式ロータの採用で、夾雑物埋没性も優れ、きれいな枕地が仕上がる。
- 安全性の向上
・ノークラッチの「油圧無段変速装置」(HST)で変速自在=前・後進がノークラッチで操作できるHSTを採用。路上走行、トラックへの積み込みなど、超低速から最高速まで、スムーズな変速が行える。またクラッチを踏むとHSTレバーがニュートラルに戻り、前・後輪にブレーキがかかり、確実に停止する。
・オートアクセル=HSTレバーに連動したオートアクセルを標準装備。HSTレバーを戻すと、エンジン・回転も下がり、無駄な回転がなくなり、経済的で安全性にも優れているなど。
価格はPQZ4UVSで91万3500円、PQZ5DULFが170万1000円(共に税込み)。7月より全国販売されている。 |