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アグリビジネス話題の製品 |
遮熱効果に優れたターポリンシートを開発・発売 |
クラレプラスチック(株)(本社:大阪市、岸勝彦社長)では、太陽熱を効果的にカットして、テントなどの屋内温度を和らげる遮熱ターポリンシート(ホワイト不透明タイプ・半透明タイプの2種類)を開発、7月より販売を開始した。 建築現場や、施設農業を始め、室内ブラインドなどのインテリア関連やリゾート・イベント施設に至るまで、幅広い用途に対応できる。 遮熱ターポリンシートは、ポリエステル織物などの基布を、近赤外線を反射するフィルムでラミネートしたシートだ。太陽光の近赤外線を反射することで、内部に侵入する熱をカットする。またシート自身の温度上昇も抑えられるため、優れた遮熱効果を発揮する。ホワイト不透明・半透明の両タイプともに、一般的なターポリンシートに比べて、温度上昇を約5℃(同社製品比)低減することができる。 なお、両タイプとも、網目状の基布なので強度があり、半透明タイプはホワイト不透明タイプよりも網目を大きくしてあるため、透視性・採光性を持ち、内部環境を明るく保つことができる。 同社では昨年、無機成分を配合させ焼却時に発生する二酸化炭素(CO2)を大幅に低減させるターポリンシートや植物由来樹脂のターポリンシートを相次いで開発し、CO2量を低減できる環境対応型製品を開発した。 このたびの遮熱ターポリンシートは環境対応型製品の第3弾として、照明・空調設備への負担軽減による省エネ・コスト削減をはじめ、ヒートアイランド対策などにおいても効果を発揮する、環境に優しい製品だ。 ◎遮熱ターポリンシートの主な特長
用途としてはは、簡易倉庫、機材置き場、作業現場、イベントやスポーツなどの会場内簡易テント、日除け、パラソル、育苗施設、ハウス栽培などの農業栽培施設、鶏舎・豚舎などの畜舎、ペットハウス、室内ブラインド、シャッターなど、多方面での活用が考えられる。 ◎標準規格
価格は、ホワイト不透明タイプが2.000〜2.500円/m、半透明タイプが1.000〜1.200円/m。同社では初年度5千万円、3年後に3億円の販売を見込んでいる。
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(2007.7.13) |
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