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イチゴ養液栽培施設『イチゴ栽培キット』発売
《ヰセキ》

イチゴ栽培キット

　団塊の世代の大量定年が始まる中、セカンドライフとして農業に関心を寄せる人が増えている。このような農業ビギナー向けに、ヰセキでは農業生産の魅力を感じてもらえる新商品「イチゴ栽培キット」を発売した。
　この「イチゴ栽培キット」は、全ての部材が自分で組み立てできるようにキット化してコストを抑え、栽培マニュアルまでをパッケージにした、全く新しい感覚の農業施設商品だ。
　ホビー感覚で農業を楽しみながら、自分で作ったイチゴが店頭に並ぶ、というような生き甲斐のあるシニアデビューを支援しようというものだ。また豊富なオプションにより、大型養液栽培施設並みの、高品質で高収量のイチゴ生産が可能で、新しい農業経営を目指す担い手の複合経営や、観光農業にも幅広く対応できる栽培施設だ。

◎主な特長
１．キット化された部材と組立用道具、ビギナーのための栽培マニュアルがパッケージになっており、誰でも簡単に組み立て・栽培を行うことができる。
２．土を使わない養液栽培方式であり、土づくりや元肥管理といった、重要で経験を必要とする手間の掛かる農作業が一切不要であり、数値化された栽培管理作業による新しいスタイルの農業が楽しめる。また、作業労働時間は慣行の65%となり、大幅な省力化が図れる。
３．栽培ベッド（特許出願中）は、保温性・排水性に優れており、慣行に比べて長期収穫が可能だ。また地上1.1mの高さに設置してあり、腰をかがめず管理作業や収穫作業が楽にできる。
４．床面は清潔なグランドシート敷きで、雑菌をシャットアウト。高設栽培による換気性の向上とともに、減農薬（通常の1/2）で安全・安心なイチゴの生産ができる。
５．養液装置や栽培ベンチはコンパクト設計で、50坪程度のスペースから栽培を始めることができる。
６．イチゴの他にも、レタスやほうれん草、チンゲン菜などの野菜を栽培することもできるなど。
　販売価格は、50坪型で525万円、150坪型で787万5000円、300坪型が1050万円（共に税込み）。昨年12月より好評販売中だ。

（２００８.１.１８）