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コラム
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反射鏡
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農協共済に思うこと(その3) −新潟県中越地震に関連して− |
◆損害・事故発生で認識される共済・保健 新潟県の中越地震の被害は予想以上に甚大のようである。被害者の方々に心からお見舞いを申し上げたい。新潟県によると11月10日現在の中間値で、農地やカントリーエレベータなどの農業用の施設農業被害を中心に、農業関係の被害額は1500億円に上るとのことである。牛やニシキゴイなどは含まれていないので、実質の被害額は膨大のものと予想されている。ちなみに阪神・淡路大震災の被害額は912億円だったというから、農業災害としては過去最悪と言えよう。 ◆損保に先んずる農協共済の対応 事業の開始と基盤造成期の昭和20年代後半から30年代前半、まさに素人集団によって事業は牽引され展開した。連合会段階を見ても、保険事業の経験者は皆無に近かったのではなかろうか。保険知識と経験なき、草莽の士の集りとか野武士集団と称された人びとが、新たな創造を求め、従来の概念に挑戦したのである。そして熱とエネルギーで強固な基礎を創りあげたと言える。戦後と言う時代の激変を象徴した下克上的な展開でもあったであろう。 (2004.11.18)
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