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コラム
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反射鏡
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共済金の支払いこそ共済事業の根幹 ―生保の保険金支払い問題を見て― |
◆明治安田生命社長の辞意 「明治安田生命社長辞任へ」との72ポ以上の大見出しの記事が飛び込んできた。2月に受けた死亡保険金不正支払処分の責任をようやくとったか、それにしても遅きに失したものだと思った。ところがそれは当方の生来の甘さであって、ナントまたしても新たな保険金不払いが発覚したとのことである。 ◆経営本位・契約者軽視の保険金支払い ところが今回の不祥事は、生命保険基本業務中の基本たる保険金支払いにおいて発生したのである。本来払うべき保険金を、いろいろ理由をつけて払わなかったそうで、保険の根幹にかかわる犯罪行為なのである。契約者軽視もここに極まれりとも言えよう。 ◆農協共済にも一言 混同を避ける意味で、保険のみに限定したが、共済とて全く同様である。そこで、ひるがえって、農協共済を見てみよう。幸いにして農協共済にあっては前述したような基本問題は発生していないようである。ただ、契約者の立場に立って、迅速な支払いがなされているかについては甚だ疑問である。過日も小生の亡くなった友人の遺族は死亡共済金の受け取りまでに、思いのほか時間と手間を要したようである。例えば、やや特殊なケースということではあるが、本籍地に関する証明を数種類も求められ、旧本籍地と数回も文書往復したことである。保険・共済の支払いは性悪論的要素を無視し得ない面もあるが、支払いこそ最後のツメどころであり、さらなる改善を望みたい。 |
(2005.7.15) |
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