農業協同組合新聞 JACOM
 
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コラム
JA共済 あれこれ

人の一生に起こるさまざまな出来事に備える共済

 有名ではありませんが、10月31日は「世界倹約デー」です。「倹約」はかっての大量生産・大量消費、さらにはバブルの時代にはほとんど死語になっていました。しかしバブル崩壊後の長期不況のなかでは、地球環境の問題もあって再び復権を果たしたかにも思えます。
 「倹約」という言葉からは色々なものがイメージされますが、「貯金」もそのひとつです。私達日本人は、世界でも貯金の好きな国民であることは良く知られていますが、その目的はなんでしょうか。一つには大きな買物、旅行、結婚、といったような、使い道と金額がはっきりしたものがあります。子供の教育・結婚資金、自分自身の老後のための資金などもその一つといえましょう。もう一つは「万一の時のため」というもので、病気、事故、災害といった予期せぬ出来事に備えるためです。これは必要になる金額も時期もハッキリしません。起ってみないと解らないものです。そのほかにも「貯金が目的で増えてゆくことが楽しみ」というものもありますが、これは趣味の範囲ですから論外でしょう。
こういった色々な目的を果たすために必要な資金をつくる方法として貯金があるわけですが、貯金だけでは足りない場合もあります。例えば住宅資金などがそうです。住宅建設には大きな資金を必要としますから、貯金するためには長い年月がかかってしまいます。でも住宅は早く建てたい。そこで、ある程度貯金がたまったところで、後は住宅ローン、つまりマイナスの貯蓄と言われる借金をして建設することになります。さらに、それまでの貯金で賄えないような事故や災害、例えば一家の働き手が事故で長期に入院しなくてはならず、怪我が治るまで収入も途絶えてしまうなどといった場合、その間の治療費や生活資金は、貯金で足りない分は借金というわけにもいきません。そんな時のためには共済(保険)に加入して備えておくこととなります。
 このように、私達の長い人生のなかで必要となるさまざまな出費に備える方法には、貯金、借金、共済(保険)がありますが、それぞれ特徴あります。まず貯金は必要な資金を貯めるのに時間がかかるため、急には間に合わないことがあります。しかし、何かに備えて貯めた資金は、別の目的にもすぐに振り返られるという利点があります。借金は必要な資金をまず手に入れることが出来、将来の収入でそれを埋められます。でも、どんな資金でも借りられるわけではありませんし、担保も必要となることがあります。共済(保険)は、契約して掛金を払えば、その時点から保障が得られます。費用の点でも、大勢の人から集めた掛金で事故にあった人を保障しますから、安い費用ですみます。ただ、生命共済で火事にあった時の住宅の保障というわけにはいきませんから、生命、建物、自動車それぞれに保障を準備しなくはなりません。こうしてみますと、貯金、借金、共済(保険)はその特性にあわせて、それぞれバランス良く組み合わせてゆくことが必要です。
 JA共済の保障の範囲は、万が一の時の保障から、生存保障、さらには費用保障までその範囲を拡げていて、人の一生の色々な出来事に備えられる中身が揃っています。「ひと、いえ、くるま」の総合保障はJA共済が最適です。(2003.10.27)

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