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コラム
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JA共済 あれこれ
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子どもたちが指摘する交通安全
「運転中や歩行中の携帯メール」に緊急警告も! ●交通安全ポスターコンクール応募作品279点テーマより● |
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JA共済連では、例年「書道・交通安全ポスターコンクール」を実施しています。今年も書道は全国43都道府県から126万点、交通安全ポスターは全国31道府県から16万点の応募があり、各道府県の審査、選考を経た優秀作品について全国審査を行いました。
交通安全ポスターの全国審査に寄せられたのは、279点(31道府県×優秀作品9学年各1点)ですが、これらの作品について小・中学生たちが、どのような視点から交通安全を訴えているのか、そのテーマを分析してみたところ、興味深い結果が出てきました。 ポスターコンクールは絵柄をベースとした審査ですから、子どもたちの指摘は具体的に視覚に訴えます。「子どもたちの日常生活を反映した呼び掛け」や「“交通社会の今”を切り取った鋭い指摘」があり、交通安全を考える上で非常に示唆に富んでいます。 ★最多テーマは「自転車の運転マナー」 小・中学生にとってもっとも身近な交通手段である自転車に関連したテーマが全体の4分の1(25.4%)ともっとも多くを占めています。その内容は「ヘルメットをかぶろう」「並列走行禁止」「自転車も一時停止を守ろう」「二人乗りは危険」「手離し運転注意」といったものです。「自転車走行帯のない横断歩道では、自転車を降りて横断する」のが交通ルールですが、大人でも忘れがちのこうしたルールを鋭く指摘している作品も見られました。 ★部活動や塾の帰り道をイメージか。夜間の安全確保を促す作品も 「光って守る身の安全」(反射板の取付啓蒙)「暗くなる前にライトをつけよう」(自転車)など、夜間の安全確保を訴求した作品もあります(小・中学生全体で5.0%)。 ★小学生に多い「飛び出し注意」 小学生では、学年を問わず、飛び出しの危険性を指摘した作品が目立ちます。小学1年生から6年生まで、平均で2割弱(17.7%)を占めています。 ★小学校低学年に多いテーマは「横断歩道を正しく渡ろう」 横断歩道の渡り方をテーマとした作品は、小・中学生全体で11.8%ですが、小学1年生から小学3年生まででは特に多く、4分の1(24.7%)を占めています。具体的には、「右左よく見て渡ろう」「青になっても左右を見よう」などです。 ★運転中や歩行中の携帯電話に厳しい目 全作品のうちの6.1%が、運転中や歩行中の携帯電話の危険性を指摘しています。この指摘は、小学1年生から中学3年生まで各学年を通して見られますが、中学生では11.8%を占め、なかでも中学3年生では22.6%にも上っています。 ★運転中や歩行中の携帯メールにも緊急警告 運転中の携帯電話使用の危険性を指摘した作品は、昨年度のポスターコンクールあたりから目立ちはじめました。ただ、昨年までは携帯電話で通話しながら運転する危険性を指摘したものが主でしたが、今年は、「メールをしている絵柄」が目立つようになり、「通話」と「メール」の比率は、全体で6対4、さらに中学3年生ではこれが完全に逆転し3対7となっています。 ★携帯電話の危険性を指摘する標語をいくつか書き出してみました(( )内は絵柄と学年)
(2003.12.22)
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