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コラム
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つくば山麓 野良だより
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農家のホンネを聞いてください
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農業協同組合新聞の読者の皆さん。初めまして! この度、編集部より「コラム」欄の連載の依頼を受け、思い切って挑戦してみることにしました。読者の皆さんと一緒に今の農業のこと、減反・輸入問題、後継者や将来の農業のあり方、そして社会のことや子育てのこと等々、本音で語り合えたら最高です。
第1回目ですので、まずは自己紹介から! 私、現在51歳の専業農家。妻と母親の3人で水稲約2ヘクタール、露地野菜約3ヘクタール(なす・ピーマン・ほうれんそう、その他沢山)を経営しています。子供は長女・長男・二女の3人です(子育てや経営者問題についても別の機会に…)。就農してから27年間。当初10年は水稲と葉たばこ栽培が中心でしたが、その後は仲間と共にいわゆる『産直』活動に取り組み、朝市を開催したり、生協出荷しながら、様々な試行錯誤を繰り返して、現在に至っています。 私、実は農家の『婿殿』でその前は大学院で農業経済を学び、農業高校とも関わっていましたが、縁あって農家に飛び込み(文通で知り合った…)、未だに私の農業の師は妻であり母であり、沢山の仲間です。妻も村特産のユズを始め8種類のジャム造りに毎晩のように出かけ、朝市・夕市・婦人部活動・農民運動などで、ほとんど夜は家におりません。おまけに私も村議会議員の仕事をしたり、色々なグループに所属しておりますので毎日毎日忙しく働いております。 そんな毎日の活動の中から、全国でも指折りの農業県である茨城の農業の実態や農家の現実、仲間の悩みや生き甲斐、将来の夢など報告してみたいと思います。 私が所属する村の農家グループ“グリーンサミットやまと”(10数年前、後継青年の会として発足、現在構成員24名、そして“みどりの会”はその婦人グループ)は、20〜50代前半の中核専業農家が集い、毎年定期的に研修や交流を重ねてきました。60ヘクタールの普通作農家や露地野菜の大規模経営・村特産の小玉スイカやトマト、きゅうりの施設野菜・葉たばこ農家等々経営内容も家族構成も様々です。Uターン青年もいます。皆それぞれに毎日がドラマの連続ですが、悩みながらも自分の職業に誇りを持って額に汗して頑張っている連中ばかりです。そんな筑波山麓に暮らす仲間の様々な人間模様をレポートし、皆さんと大好きな農業のことを考え、語り合ってみたいと思います。 (茨城県大和村在住・農業) (野沢 博) (2003.6.23)
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