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春=わらべうた | ||||
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蝶々 ちょうちょう ちょうちょう さくらさくら さくら さくら 花 春のうららの隅田川 見ずやあけぼの露浴びて、 錦おりなす長堤に 『梁塵秘抄』の「舞へ舞へ蝸牛」 舞へ舞へ蝸牛 かごめかごめ かごめかごめ 通りゃんせ 通りゃんせ 通りゃんせ 弥生3月花の季節です。画家種田英幸氏は大変色彩豊かな方ですから、菜の花、桜などのわらべうたを集めました。平安から明治に渡ります。 蝶々 僧行智の集めた童謡古謡には、
江戸時代からの古謡。弥生は旧暦3月、ほぼ今の4月。「匂いぞ出ずる」は内部から発散する美しさの表現。〈霞か雲のように、見わたすかぎり咲きほこる桜を見に行こう〉
「東京風俗史」(明治35年)に「桜は向島最も盛なり、長堤十里の桜、雲と見まがふばかりに咲き満ちて、花の天井を被いたらんが如し」と。20代の武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲で、今に唱いつがれている。
平安時代から残る、子どもたちと蝸牛の歌。蝸牛に限らず、獣や鳥、虫、山川草木日月風など、天然自然に、あたかも人であるかのように、直接歌い掛け、いうことを聞かせようとする、わらべ歌に特徴的な表現。
300年前の草双紙では2人の遊び。明治期に、しゃがむ子が加わり、中の子を囲む子どもが増えて「後ろの正面だあれ」と人当ての遊びになった。「つるつるつっぺえった」もその頃「鶴と亀が滑った」に。
江戸時代からのわらべうた。「行きはよいよい帰りは恐い」には関所をぬける難しさが唱われている。そこから「御用のない者通しゃせぬ」が子どもの遊びになった。向かい合う2人が組んだ両手の下をくぐる子は、つかまりそうで恐いのだ。 (2004.3.11)
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