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安達家の人々 映画「おにぎり」の準備で一番の難関は撮影用の田んぼ捜しだった。 ◆田んぼの“流儀”を知る 正確には南陽市郊外の赤山という山地にお住みの安達さんという中年のご夫婦であるが、思えばこの安達さんご夫婦の優しさにどれだけ私たちは助けられたことだろう。その有り難さは今でも我々の語り草になっている。 ◆漬け物に大感激 毎日昼時に出される奥さんの手料理がまた逸品で、ロケ弁ばかりの我々にとってそれは最高のもてなしだった。中でも奥さん手作りの漬け物のうまさは絶品で、仕事のかけ持ちで東京と往復せざるを得ない女優さんたちは、「この漬け物が食べたくて1日早く繰り上げて帰ってきた」とスタッフを喜ばせ、山形と撮影隊の固い絆の原点は安達家の「漬け物」ではないかと思わせる程だった。 ◆東北人気質に支えられ もう一人、大事な人がいる。この映画のラストのタイトルバックに登場する鍬を振るう老人。まるでこの映画のテーマのような老人だが、この人は安達家の祖父で、この撮影時の年齢は93才、安達家に一緒に住んでいるのだが、冬場は寝たきり、毎年春が来るとフトンから出て畑に出るという。スタッフとも滅多に顔を合わせることはなかったが、この撮影の時私は安達さんに密かに了解を得て、畑の老人を盗み撮りさせて貰った。スタッフの中で知っていたのは私と須貝智郎さん、キャメラマンと助手だけだった。今年の冬はどうだったのだろう。いずれにしても元気でお過ごしのことを祈りたい。 (2004.6.4) |
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